インド映画「PK」をより楽しむために抑えておきたいポイント

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PK ポスター

宗教の本質を知る インド映画「PK」

この映画はSFコメディでありつつも、偏見や宗教問題にメスを入れつつ、愛や友情の物語の要素が詰め込まれている作品です。地球に取り残された宇宙人が珍行動で起こす展開で陽気に笑わせながら、一方で宗教問題という難しい問題を深い風刺を交えたインドの多宗教を知ることそして常識とは何かを再認識できる作品です。

「きっと、うまくいく」のラージクマール・ヒラニ監督とアーミル・カーンが再びタッグを組んだ全世界興収100億円突破の話題作『PK』を最高に楽しむための、まだ観てない人は観たくなるような、観たことある人ももう一度見たくなるような知識をまとめました。ネタバレはないので安心してご覧ください。

こんな人にオススメ

  • とにかく笑いたい
  • スカッとしたい気分
  • インド映画が好き
  • 宗教の本質を楽しく学びたい

「 PK 」とは

映画概要

日本でのキャッチコピー 大切なことは全部pkが教えてくれた

タイトルPK 
公開年2014年
インド
上映時間153分 
ジャンルコメディ・SF・恋愛

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※動画の配信情報は2023年5月時点のものです。配信状況により無料ではない場合があります。最新の配信状況は各動画配信サービスの公式サイトでご確認ください。

主要人物

PK キャスト

PK (写真 左 黄色のヘルメット)

地球に探索しに来た宇宙人。子どものように、見るもの、聞くもの全てに興味をもつ謎の男

ジャグー (写真 右 ピンクのヘルメット)

留学先のベルギーで大失恋し、今は母国インドのTV報道局で働く

どんな映画か

ひとことで表すと宗教の本質に迫った笑って泣けるそして少し考えさせられる映画です。

他の星から来た PK が子どものように、見るもの・聞くもの全てに興味をもち、世間の誰もが常識として片付けていた問題に純粋な心で疑問を投げかけ、周囲も少しつづ影響されていく。そして、その小さな疑問がやがて大きな社会問題へと発展していき、大騒動を巻き起こしてしまう作品です。

舞台であるインドはイスラム教・ヒンドゥー教・仏教や新興宗教などの多数の宗教が混在している国です。そのインドで宗教というデリケートなテーマ、そして宗教や民族の対立による災難など宗教問題を扱うという挑戦的なものになっております。

しかし宗教を否定する作品ではなく、宗教に盲信することや常識を疑わずに生きることへの危機感をコミカルに描いたエンターティンメント作品になります。

予備知識

映画に出てくる主要宗教

映画の中で、宗教により服装が違いによって宗教を当てる場面が登場します。簡単に特徴をまとめました。予備知識として頭に入れておくと、さらに深く楽しめます。

PK 宗教

1,ヒンドゥー教

ヒンドゥー教徒はインドの全人口の約79.8%とされて、ヒンドゥー教が多数派を占めている国です。ヒンドゥー教は多神教で、神様の数は3,300万とも3億3,000万とも言われています。映画の中でも出てくる青色のシヴァ神や象神ガネーシャもヒンドゥー教の神です。

上の画像でも見られるように、ヒンドゥー教の僧侶はオレンジ色の装束を身にまとっています。インドでは、オレンジ色がヒンドゥー教を象徴とされています。

また、ココナッツのお供えはヒンドゥー教の神に共通の捧げものとされており、「ココナッツの果汁と果肉は神にささげられるまで、外側の堅い殻で覆われたままなので中身は汚染されていない」が理由とされています。

2,キリスト教

キリスト教徒はインドの全人口の約2.3%とインドの中では少数ですが、人数で見ると約2800万人とかなりの人数が信仰しています。

生活様式はヒンドゥー教やイスラム教のように食事に制約がないので、豚肉も牛肉も食べるなど欧米と同じような生活スタイルになります。衣服に関してもサリーやクルタといったインド服ではなく、洋服やワンピース、デニムといった西洋のファッションを抵抗なく受け入れているのも特徴です。

3,シク教

映画でも説明としてでてきますが、口髭にターバン姿というのが特徴です。ターバン姿の理由として、シク教は髪や髭を「神から与えられたもの」としており、基本的に髪や髭は伸ばしっぱなしです。そのため、長くなっていく髪を包むために、ターバン姿となりました。

4,ジャイナ教

ジャイナ教の僧侶はマスクと白装束を身につけるのが特徴です。ジャイナ教徒には守るべき五戒があり、その中に「無所有」があります。なので裸で生活する必要がありますが、白装束はそれぐらいを着ることは許されるだろうという考えによる、「最低限の服」として着ています。

5,イスラム教

イスラム教の女性は、イスラム教の経典コーランにおける神の「美しい部分を見せてはいけない」という教えに従い髪や顔をスカーフで覆います。また、全身を黒い衣装というのもインドのイスラム教での特徴となります。

6,新興教団

PK
導師 タパスヴィー

映画で重要な役割を持っている 導師 タパスヴィーの宗教団体です。

豆知識

映画の上映禁止を求めた反対運動が起こる

インドで宗教をテーマとする映画に、上映禁止を望み一部の宗教団体から抗議活動や裁判、いくつかのシーンの削除を求める要求などが行われました。また、一部の過激派によりポスターの破り捨てや映画館の破壊なども行われました。さらにツイッターでは監督や演者に対する誹謗中傷や「#boycottPK」がトレンド入りするなど多くの批判を生み出しました。

しかし、結果的には大成功を収め、当時興行収入1位を記録し多くのインド人を熱狂させ、受け入れられることに成功しました。

前衛的なポスター

インドで使われたポスターには、アーミル・カーンが裸のものが使われました。このポスターはインドで多くの論争がされ、またツイッターではジョークなどとして盛り上がると同時に猥褻だとして訴訟もされました。

アーミル・カーンは「映画を見た時に初めて、ポスターの背後にあるストーリーやアイデアを理解できるだろう」と話しています。

裸のポスター

実際に起きた事件から引用

公開当時の2014年にインドでは、宗教の強制改宗の問題や著名な教祖の詐欺などの事件が多発していました。また、2006年に起きた鉄道テロ事件をはじめとする多くの過激派によるテロ事件もモチーフの対象としています。

出演・監督

主演 : アーミル・カーン

アーミルカーンの写真
参照 https://www.amazon.co.jp/Aamir-Khan-Actor-Activist-Achiever

インドのスターでもあるアーミル・カーンは、映画監督&プロデューサーの父そして、映画監督の叔父という映画一家に誕生しました。「ミスター・パーフェクト」と呼ばれており、作品選びや役づくりに一切妥協しない人です。

インド国内では彼以上の天才はいないとまで言われており、俳優として第一線で活躍しつつ、福祉や教育など社会問題にも取り組んでいます。また、米『タイム』誌が「世界で最も影響力のある100人」に選ばれており、あのビルゲイツが会いたいと発言した人物でもあります。

好きな映画作品は、日本だと宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』アメリカだと、スピルバーグ監督の『インディ・ジョーンズ』や、ロバート・ゼメキス監督の『フォレストガンプ』インドの映画ではムガル帝国のアクバル大帝を描いた歴史映画の『Mughal-e-Azam』みたいです。

アーミル・カーン  おすすめ作品

監督: ラージクマール・ヒーラーニ

インド映画界の巨匠とも呼ばれ『きっとうまくいく』や『PK』・『SANJU』など社会的なメッセージを込めた作品が多いですがエンターテイメントとして昇華することがうまい映画監督です。

作風は自身の経験を踏まえて気づいたこと感じたことをテーマに、エンタメ映画の名にふさわしい涙と笑いが詰まったハートウォーミングな作品になっています。

ラージクマール・ヒーラーニ監督 おすすめ作品

「PK」が好きな人におすすめ映画

主演のアーミル・カーン&監督の作品 『 きっと、うまくいく 』

ラージクマール・ヒラーニ監督と、アーミル・カーンの作品です。エンジニアの卵である3バカトリオの葛藤と友情を描いたコメディ映画です。しかし、ただのコメディ映画はではなく、青春・ミステリ・社会問題・ラブロマンスなどのあらゆる要素が詰め込まれているので約3時間があっという間で、見終わった後にちょっと頑張ってみようかなと思える映画です。

インドの宗教問題を描いた 『オーマイゴッド 〜神への訴状〜 』

「 PK 」と同じくインドの宗教問題を取り上げた映画です。神様を商売道具にしている無神論者がさまざまな被害を受けたことから「神様を訴える」という奇想天外なコメディ映画です。

まとめ

大切なことは全部pkが教えてくれました

インドでの宗教問題をテーマにするという挑戦的な作品ですが、ユーモアが散りばめられているためとても見やすく楽しめる作品です。また、無駄なく洗練しているストーリーが映画へ引き込み、何度も見たいと思える作品です。

宗教の本質に迫った笑って泣けるそして、宗教に盲信する危険性少し考えさせられる映画です。

興味を持った方には是非ご覧になってもらいたい作品です。ぜひ次に見る映画の候補にしてみてはいかかでしょうか?

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